【元花巻東・千葉翔太】カット打法で打率7割!出塁率8割を誇り甲子園を沸かせた「悲運のカットマン」の現在→日大でスタメン、明治神宮大会で煌く!

悲運のカットマン・千葉翔太君は皆さんの記憶に、まだ残っているだろうか?

2013年夏の甲子園。花巻東高校の2番バッターとして大活躍を果たした、たった157cmの千葉翔太選手。

この年、花巻東はベスト4で敗れ、千葉君にとっては非常に悔しい幕切れとなり、物議を醸したあの夏。

【元花巻東・千葉翔太】カット打法で打率7割!出塁率8割を誇り甲子園を沸かせた「悲運のカットマン」の現在→日大でスタメン、明治神宮大会で煌く!

準々決勝までは、何と10打数7安打で打率7割。出塁率は15打席12出塁で何と8割!

ツーストライクと追い込まれてからは、甘い球が来るまでひたすらファウルを打ち続け、そしてフォアボールを勝ち取る。それが花巻東・千葉翔太のスタイルだった。

千葉翔太 花巻東 甲子園での打席 まとめ

現:楽天の安楽智大擁する、愛媛代表済美高校との3回戦では、内野に5人を配置した「千葉シフト」をものともせずに3安打をマーク。続く準々決勝の徳島代表・鳴門戦では相手エース41球も投げさせ、4四球と安打で5打席連続出塁をもぎ取り、花巻東高校の勝利に大きく貢献した千葉翔太。

彼の活躍は、体格で劣る球児たちに、上の世界で勝ち残るための大きなヒントと可能性を残してくれたと言っても良い。それほど、大きな印象を与える活躍ぶりだった。

しかし、大会本部の見方は違った。

準々決勝の試合後に、「意図的にカット打法を続けた場合はバントとみなす場合がある」と注意を受けたのだ。それはすなわち、スリーバント=三振を意味する。

大会本部は一体何を言っているのだろうか?

試合進行の妨げになるからそう言っているのか?千葉翔太君のスタイルが、穿った見方をすれば「卑怯」に見えるからなのか?動画を見て頂いてもわかるように、彼は決してバントをするようなバッティングスタイルではないし、157cmという小柄な千葉翔太君のこのプレースタイルがNGというのなら、逆に大谷翔平のように、高校生で160kmも投げるプレースタイルもNGと言っているようなものだ。

そもそも、これまで容認されてきたこのカット打法の技術が、なぜ甲子園の準決勝という大舞台を前に否定されなければならないのか?

一朝一夕で作り上げられたものでない事は誰が見ても明らかであり、相当な努力を費やしてきたであろうことは想像に難くない。彼も、小学校時代は4番打者で中学時代はクリーンアップを打つ強打者だったのだ。しかし、157cmという身長のハンディは努力でどうにかなるものではなく、彼は強豪・花巻東高校でレギュラーの座を勝ち取るために、必死に三年間この技術を磨いてきた。一年先輩の大谷翔平からも、「翔太の技術は誰にも真似できるものじゃない。素晴らしい」と絶賛されている。

高校生である以上、審判はもちろんのこと、大会本部に抗議をすることができるわけがない。

千葉翔太君は、このプレースタイルを甲子園の準決勝という大舞台で封印され、これまで積み重ねてきた技術を発揮できぬまま、一球もファウルを打たずに4打数無安打でチームも敗退した。

 「ファウルで粘って出塁するのが自分の役目なのに、それを止められてしまった。今までの野球人生で一番悔しい試合でした」

と、試合後に千葉翔太君は涙を流した。あまりにも可哀想な最後だった。

【元花巻東・千葉翔太】カット打法で打率7割!出塁率8割を誇り甲子園を沸かせた「悲運のカットマン」の現在→日大でスタメン、明治神宮大会で煌く!

 

あれから3年。

千葉翔太君は日大に進学し、明治神宮大会にスタメン出場。大活躍を果たしたというニュースを聞いて、胸が躍ったのは私だけではなかったはずだ。

 

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